国際理解・国際協力に関するエッセイコンテストで入賞しました。

【今日のひとこと】 2017年5月2日

(藤井あみ・11期塾生)

 お久しぶりです。11期生の藤井あみです。昨年の夏合宿では、大変お世話になりました。

近況を報告いたします。

昨年の10月、外務省と日本国際連合協会で共催された「第56回国際理解・国際協力のための全国中学生作文コンテスト」で優秀賞(国際連合広報センター賞)をいただきました。

また、今年の1月に、国際協力機構主催の「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2016」で国内機関長賞(関西国際センター所長賞)をいただきました。

興味を持ってエントリーした国際理解・国際協力に関するコンテストで賞をいただけて、とても嬉しく思いました。これからも、いろいろな分野に関心を持って取り組んでいきたいと思います。

また、先日のOBOG会は残念ながら出席できませんでしたが、次回参加できることを楽しみにしています。

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創造性の育成塾 第2回 OB・OG会を開催

【今日のひとこと】 2017年4月24日

(貴田浩之・2期塾生)

創造性の育成塾第2回 OB・OG会が2017年3月20日に都内で開催された。

今回のOB・OG会は中学生・高校生を中心に約60人が参加し、塾長である有馬朗人先生の講演と共にOB・OG会は始まった。

 


有馬塾長による講演

有馬先生は「宇宙の初めは何だったのか」とOB・OGに質問をされ、この疑問に対する答えとしてガモフが提唱していた「ビッグバン」についての逸話を語られた。29歳の時に有馬先生がアメリカへ留学されていた際に、この「ビッグバン」を裏付ける証拠が丁度発見されたが、今度は「ビッグバンの前には何があったのか」という新たな疑問が生まれたとのことであった。このように「1つの疑問が解決されつつも、更なる疑問が湧き出てくる」という「面白い時代」に私たちは生きていると話された。またミューオン(宇宙線の一種)を用いて、レントゲン検査のように地下深くのマグマを観測しようという研究がある一方で、地震の予知の未だに難しい現状を語られた。現代は、このような自然科学分野での課題に加えて世界平和や社会福祉なども含めて、「科学技術で解決すべき課題が多数存在する時代」であり、そのような「時代」を生きる私たちに、研究や技術開発を進めて世界が驚愕するような発見をする共に、日本の地位を上昇させ世界に貢献できる人材になるよう努力して欲しい、という力強い激励を下さり講演を締めくくられた。

 

続いて、11期の井上健彰さんと同じく11期の大野浩輝さん。10期の山田佑哉さんからの活動報告があった。

井上さんは、ロボコン県大会で審査員特別賞を、科学の甲子園ジュニア県大会で2位をそれぞれ獲得するなど精力的に各種大会に参加している。井上さんは、練習で上手くいっていることを本番で成功させる難しさを学んだ一方で、全国大会で多くの塾生と出会い刺激を受けたことにも触れ、今後もそうした大会で塾生と再会できるよう頑張りたいと意気込みを語ってくれた。

大野さんは日本地学オリンピックに参加し、予選敗退者の中から特別に選出され、その後の本選に帯同した経験を紹介してくれた。本選では、試験だけでなく、地学分野の研究者による講演や留学生との懇談会、国立科学博物館筑波研究所での骨格標本の見学など興味深い体験ができたとのことだった。また、試験ではジュニア金賞を獲得し中学生では1位となり、来年以降も頑張りたいと抱負を語った。

事務局注:
日本地学オリンピックは、中学生と高校生が参加できますが、国際地学オリンピックの代表選考を兼ねているため、中学三年生以上でないと本選(二次選考)に進めません。中学一年生・二年生は、参加しても本選には進めませんが、予選(一次選考)の成績優秀者は、チャレンジ受験として本選と同じプログラムを受けることができます。中学二年生で参加した大野君は、予選で優秀な成績を収めたのでチャレンジ受験となりました。来年以降も活躍が期待されます。

山田さんは、長年取り組んでいる「軽石の研究」などについて語ってくれた。山田さんは、「軽石の研究」で二年連続日本学生科学賞に入選している。


「日本地学オリンピック」について話す大野さん

引き続き、1期の佐々木駿さん(東京大学大学院理学系研究科修士2年)と2期の福永健吾さん(東京大学理学部有機化学科4年)による研究発表が行われた。

佐々木さんは以前に生態系の講義を受けた際に、植物の光合成こそが生態系を動かす原動力になっていると感じたことをきっかけに、現在は植物の形態と光の関係を研究しており、今回はその一部を紹介してくれた。植物の葉は一見同じように見ても、日光に近い上の方と下の方では全く性質が異なることや、実は細胞内で葉緑体が光に応じて移動していることなど、私たちが普段見慣れている植物の意外な一面を知ることができた。将来への展望として、気候変動に対する植物の応答の予測や、地球外で植物が存在する可能性の模索に取り組みたいと語ってくれた。

福永さんは当時塾生だった頃に受けた、ノーベル賞受賞者である白川英樹先生の導電性高分子の講義が印象に残り、現在はナフタレンという物質を環状に繋げる研究をしている。ナフタレンを環状に合成すると51種類(!)もの物質ができるとのことで、これら多数の物質を仕分けていく大変さをスライドを交え解説してくれた。また、その結果として「構造的に美しい」物質が抽出され、さらに環の中に陽イオンが入るという特徴的な性質も示しており、将来的にはスマートフォンなどで身近なリチウムイオン電池にも応用されるかもしれないとのことだった。ちなみに51種類もの物質を仕分ける過程では、当時合宿で黒田先生が講義をされた「鏡像異性体」が重要な役割を果たしており、塾生だった当時には想像できなった多くのことが現在の研究に結びつていることを語ってくれた。


研究について話す福永さん


会場からは研究に対する質問も

 

休憩を挟み、最後にグループトークが行われた。グループトークでは、各分野の大学生・院生をテーブルマスターとして、中学生・高校生が情報・物理・化学・生物・医学・文系の各テーマ別に分かれ、その分野で学ぶ内容や将来の進路、研究テーマなど、様々なことに関してフリートークがなされた。1ラウンド40分で計2ラウンド行われ、自分の専門について熱く語る先輩と好奇心旺盛な後輩との間でどのテーブルも時間ぎりぎりまで活発な議論が交わされた。


「生物」のテーブルマスター(メンター)はOB・OG会長の1期佐々木さん


「医学」のテーブル


「情報」のテーブル


「文系・進路全般」のテーブルでは、
既に企業で活躍するOB・OGがテーブルマスターを務めた

盛況のうちに第2回創造性の育成塾OB・OG会は終了した。OB・OG会事務局では現在、来年も同時期の開催を予定しており、次回も大学生以上を中心に更なるOB・OGの参加を期待したい。

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日本地学オリンピック本選でジュニア金賞を受賞しました

【今日のひとこと】 2017年3月22日

(大野 浩輝・11期塾生)

 

3月12〜14日に茨城県つくば市で宿泊形式で行われた日本地学オリンピック本選・グランプリ地球にわくわく2017に参加しました。中2から高2までの60人の予選通過者が全国から集まって地学の力を競います。僕は今中学2年生なので日本代表の選抜には参加できないのですが、チャレンジ受験者として本選を受けることができました。

3日間のうち試験は2日目の午前中にありました。気象・海洋・地質・固体地球・天文・鑑定の6つの分野に分かれていて、制限時間はそれぞれ30分です。僕は地質分野が苦手で、最後まで解き終えることができませんでした。他の分野もとても難しく、苦戦しました。

また、この大会では、試験以外にも、講演会、外国人留学生やOB・OGとの懇談会、研究所見学など楽しいプログラムがたくさんありました。外国人留学生とは英語で話すので、英会話の練習になりました。また、研究所見学では有孔虫の年代測定などの研究の様子や鉱物・岩石の収蔵庫などを見せてもらい、地学への興味をさらに深めることができました。

試験の結果、金賞相当の10位以内に入ることができ、チャレンジ受験者ということでで「ジュニア金賞」をいただくことができました。これはチャレンジ受験でなければ代表選抜に進出できる順位で、とても良い成績を収めることができたと思っています。また、中学生総合成績一位の生徒に贈られる「つくば科学万博記念財団理事長賞」もいただきました。僕は結果発表までチャレンジ受験者には入賞資格がないと思っていたので、二つも受賞できてとても嬉しかったです。来年以降もまた挑戦して、今回の自分に負けないように頑張りたいと思っています。

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「軽石の研究2」~第60回日本学生科学賞で入選2等をいただきました~

【今日のひとこと】 2017年1月26日

(山田 佑哉・10期塾生)

こんにちは。10期生の山田佑哉です。昨年度、「軽石の研究」で日本学生科学賞入選3等の報告をさせていただいたところですが、その後も「軽石の研究」に継続して取り組み、このたび、第60回日本学生科学賞で入選2等をいただくことができましたので、ここに報告させていただきます。

今回は「軽石の研究2~津保川軽石の起源を探る~」をテーマとして、自宅近くの岐阜県関市の津保(つぼ)川で発見した軽石層の成因を追究しました。

地質図などの文献には、岐阜県関市に火山噴出物の記録はありません。そこで、津保川軽石層に含まれる軽石の特徴を調べたところ、円磨度が高く、分級が悪いことなどから、「降下型」ではなく「ドリフト型」(河川のはたらきで運搬され堆積した)で形成されたこと、そして、軽石の重鉱物組成は、約6~9万年前に御嶽山で噴出したPm-Ⅰ~Ⅲと呼ばれるものと一致したことなどから、御嶽山で噴出、長野県方面で堆積していた軽石が、現在とは流路が異なる古い木曽川の分流によって岐阜県関市まで運搬され、再堆積したものであると結論付けることができました。

目標としていた上位入賞にはなりませんでしたが、軽石の研究で2年連続全国入選できたことは大きな自信となりました。
軽石の研究は、これでひとつの区切りがつき、現在は高校進学に向けて勉強に励んでいます。そして、高校に進学しても、研究に挑み続けていきたいと考えています。

それでは、また、いつの日か同窓会等でみなさんにお会いできることを楽しみにしてます。
 

 

 

 

 

(写真:2016.12.24 日本科学未来館にて)

 

 

 

 

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ロボコン県大会と第4回科学の甲子園ジュニア全国大会に参加しました

【今日のひとこと】 2016年12月16日

(井上 健彰・11期塾生)

 こんにちは。11期生の井上健彰です。夏合宿では大変お世話になりました。

 

僕は11月11日に行われた第22回中学生ロボットチャンピオンシップ・全国創造アイディアロボットコンテストさいたま予選会と、12月2日から4日にかけて行われた第4回科学の甲子園ジュニア全国大会に参加してきました。

 

ロボコンの方は学校の技術の授業で4人1チームとなり取り組み、校内大会のベスト3のチームが県予選に参加しました。競技概要は、1対1の対決系でコートの中央に上下で色の異なるアイテムが6つ並んでいます。それらをひっくり返すか、自チームに与えられている別のアイテムを上に載せるかし、できるだけ多くのアイテムの最上部の色を自陣の色にしてその最終的な個数で競います。県予選の際は予選リーグで一度敗退してしまったのですが敗者復活トーナメントで優勝することで決勝トーナメントに進むことができました。決勝トーナメントでも準決勝まで進みベストテクニカル賞をいただき関東大会出場の資格を得ることができました。しかし、関東大会の日付が甲子園ジュニアと重なっており関東大会は自分以外チームのメンバーで挑んでもらい、全国大会に出場することはできなかったものの本当にハイレベルな中、勝利を挙げることができたということでした。自分はあまり工学系には積極的ではなかったのですが育成塾のなかで分野を選ばない貪欲さの大切さも学び、本気で取り組むことができました。

 

科学の甲子園ジュニアでは、僕たちのチームは当日に課題が発表される実技競技①を担当しました。育成塾のペーパータワーコンテストをはじめとするグループ活動で学んだ「初めに計画を立てて活動すると良い」ことや「チーム内で分担をし、効率的に作業をする」などのことを活かして課題に取り組むことが出来ました。その結果実験そのものはかなり時間に余裕をもって終え、考察に多く時間を割くことができました。実技競技②の方はうまく事前準備の力を発揮することができなかったものの、筆記競技も6人で協力して取り組み、総合結果としては11位~20位の間の優良賞を頂くことができました。また、11期生の大野君が東京都代表で参加していたり、同じく11期生の赤松君も自校のチームの応援に駆けつけていたりと仲間との再会もでき非常に嬉しかったです。

このような場面で塾生の皆さんと再会できるように、また、新たな仲間に出会えるよう努力していきたいと思います。

 

 

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科学の甲子園Jr. ご報告

【今日のひとこと】 2016年12月12日

(大野 浩輝・11期塾生)

 

こんにちは。11期の大野浩輝です。
夏合宿では大変お世話になりました。

僕は12月2日から4日に東京都の夢の島で開催された「第4回科学の甲子園ジュニア全国大会」に、東京都代表として出場しました。この大会は6人からなる各都道府県の代表チームが筆記競技・実技競技①・実技競技②の3つの競技で競い合うものです。2泊3日の宿泊形式で、試験は2日目にありました。2つの実技競技は3人ずつに分かれて担当するのですが、僕は実技①を担当しました。

僕たちは試験当日の朝に問題の分担を話し合った後、筆記競技に臨みました。筆記は異なる分野の6つの大問からなっています。数学で答えが決まっていない問題がありとても難しかったです。
その後昼食をとり、実技①の競技に参加しました。実技①は実験で、今回はクロマトグラフィーについての問題でした。問題が比較的簡単で30分前に終わってしまいました。
実技②は車の工作で、事前に設計した車を制限時間内に作ってレースで勝敗を決めます。東京都の車は準決勝で車のブレーキの紐が切れてしまい惜しくも決勝進出はなりませんでした。

順位は3日目の表彰式で発表されました。僕たち東京都代表チームの成績は、実技①は全国5位、そして筆記は全国1位でした。総合順位は4位でした。

科学の甲子園ジュニアでは競技だけでなく交流を目的とした企画も用意されており、1日目にスワップミート(お土産交換)、3日目にパーティー形式の生徒交流会がありました。どちらも他県の人たちと楽しく交流できとても盛り上がりました。

また、今回の大会には育成塾の合宿で一緒だった同期の井上くんも埼玉県代表として出場していました。夏合宿で共に学んだ仲間もこうして頑張っていることが分かり励みになりました。またこのような機会で再開できるよう、これからも頑張っていきたいと思いました。

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「第60回日本学生科学賞東京都大会」にて優秀賞を頂きました

【今日のひとこと】 2016年11月9日

(岸田 彩花・11期塾生)

 

皆さん、こんにちは。第11期生の岸田彩花です。今年の夏合宿では大変お世話になりました。

私は夏合宿後に良い機会だと思い、第60回日本学生科学賞に応募したところ、東京都大会にて優秀賞を頂きました。研究テーマは「人工イクラの強度を高めるには?」というものです。この研究では、金属塩が人工イクラの膜(ゲル)の強度(弾性率)へ及ぼす影響について調べています。

残念ながら最優秀賞ではないので全国大会には出場できなかったのですが、夏合宿前から続けていた研究で賞を頂くことができたのでとても嬉しいです。

さらに、他の受賞者のレポートも拝見できたので、とても参考になりました。入賞した方々は何年も研究を続けていて、内容に厚みがありとても興味深いものばかりでした。

他の方のレポートを拝見したことで、夏合宿の講義で上田先生がおっしゃっていた「諦めない人間力」が大切だということを改めて実感し、良い研究をするには継続していくことが重要だと分かりました。

来年は全国大会に行けるように、これからも研究をさらに発展させながら続けていきたいと思います。

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「小さなEarth Scientistのつどい」にて優秀賞をいただきました。

【今日のひとこと】 2016年10月19日

(星 輝・10期塾生)

10期生の星です。

先月に行われた日本地質学会での小さなEarth Scientistのつどいにてポスター発表を行い、優秀賞をいただきました。研究テーマは「領家帯のアプライト岩脈から推定される古応力場」です。この研究は、領家花崗岩類に貫入するアプライト岩脈の走向、傾斜を利用して岩脈貫入当時の応力場を復元するというものです。最終的な目標は、復元された古応力場と現在の応力場を比較することによって応力場の変化を解明することです。

多くの研究者の方々から多面的なアドバイスをもらい、今後の研究方針を決めるきっかけとなりました。これを生かして今後も研究を継続していきたいです。

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第19回俳句甲子園にて優勝しました

【今日のひとこと】 2016年9月5日

(板倉 健・8期塾生)

 先日、松山で俳句の全国大会、俳句甲子園が行われました。5人のチーム戦で、俳句の出来と鑑賞力を争います。

ちなみに塾長の有馬先生は、俳句においても非常に有名で、「天為」の主催をなさっています。過去には俳句甲子園の審査員をなさったこともあります。

今年開成高校からはA,B二チームが出場して、僕の所属するAが優勝、Bも三位を取りました。それから、個人の句を表彰する個人賞で、僕の句が優秀賞を頂きました。

大会の詳しいことは大会ホームページhttp://www.haikukoushien.com/をご覧ください。秋ごろには公式作品集も発売されます。来年も全国各地で予選が行われるので、高校生の方はぜひ参加したり観戦したりしてみてください。

 

事務局注:NPO法人俳句甲子園実行委員会様に許可をいただき、写真を掲載しています。

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国際地理オリンピックの報告

【今日のひとこと】 2016年9月2日

(大鶴啓介・7期塾生)

  お久しぶりです。
  今年の合宿も無事終わったようですね。11期生の皆さん、お疲れ様でした。思い出に残る夏休みになったことと思います。

  この夏休みに僕は、北京に行ってきました。国際地理オリンピックに参加するためです。
  ここで、「なぜ地理?」と思われた方も多いのではないでしょうか。確かに地理は社会科に含まれており、文系の暗記科目、という印象が定着しているでしょう。しかし、本当にそうでしょうか。
  地理は、地形や気候、産業や生活の特徴を把握し、その原因や仕組みを示すことで、世界を論理的に理解し、未来を予測することを目指す学問です。人間の行動が関わってくることを除けば、他の理系科目とやっていることはほぼ同じです。日本の教育では地理の文系的な側面がメインで扱われているようですが、本来地理は文系と理系の両方の側面を持つものだと思います。そして地理オリンピックでは、その理系的側面を中心に扱います。ただ暗記力だけを試してくるような問題はほとんどありません。読解力や論理的思考力、想像力が求められるのです。実際、文系でも理系でも国内予選を受験できますが、代表に選ばれた4人は全員理系でした。地理オリンピックが科学オリンピックの一つとして含まれているのもこのためだと思います。

  今年の国際大会は、8/16-22に北京で行われました。地理オリンピックでは、テストはすべて英語で行われます。ただし、英語で教育を受けていない人に不利にならないよう、試験時間を長くしたり辞書の持ち込みを認めたりなどといった配慮はなされます。テストは3種類あります。
  一つは、マルチメディアテストです。一人一人にコンピューターが用意され、スライド形式で4択の問題が1問ずつ表示されるので、答えを解答用紙に書きます。キーを操作することで問題を切り替えることができます。表やグラフ、写真などから情報を読み取る問題が多く出題されます。
  マルチメディアテストは国内予選の1次選抜でも行われますが、その際は問題が前の大きなスクリーンに表示され、1分おきに問題が切り替わっていきます。いずれにせよ、普段はなかなか受けることのない問題形式であり、たいへん面白いです。
  二つ目のテストは、記述式テストです。地理の様々な分野から大問6問が出題され、英語で教育を受けている人は150分、受けていない人は180分で解きます。選択問題や計算問題から説明を書く問題や解決策を提案する問題まで、様々な形式の出題があります。図で説明させる問題もあり、表現力も試されます。
  三つ目は、フィールドワークテストです。屋外に出て行われるテストです。出題形式は年によって大きく異なりますが、基本的には、特定のエリアの調査をし、再開発プランを提示するような問題です。今年は北京市内の、団地、川、交差点、の3地点について、それぞれ問題が出題されました。各エリアを歩き回り、与えられた問題に答えるためのメモを取ります。その日は強い雨が降っていて、レインコートを着て調査をしましたが、紙がびしょ濡れになってめくろうとすると破けてしまうなど、大変でした。教室に戻ってから、エリアの実態を整理したり、問題点を指摘したり、空き地の開発プランを示したりといった問題に答えました。
  フィールドワークテストを通して開催都市の実態についてより詳しく知ることができるというのも、地理オリンピックの魅力の一つだと思います。

  テスト以外にも、様々なイベントが行われました。例えば、ポスターセッションです。チームごとに地理に関するポスターを用意してきてそれについてのプレゼンを行い、他チームのポスターを見て回ることができるイベントです。他にも文化交流会があったり、エクスカーションで故宮や長城に行ったりと、楽しい時間を過ごすことができました。
  また、他の国の選手と話すのもたいへん楽しかったです。互いの国の文化や言語、教育制度や国内予選の様子などについて語り合う中で、いろいろなことを知ることができ、またいろいろなことに気づかされました。
  大会の結果としては、銀メダルを取ることができました。また、日本チームとしてポスター賞もいただいたので、とてもうれしかったです。

  この地理オリンピックを含む科学オリンピックの存在を知ることができたのは、創造性の育成塾のおかげです。本当にありがとうございました。

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