【今日のひとこと】 | 2017年1月26日 |
(山田 佑哉・10期塾生)
こんにちは。10期生の山田佑哉です。昨年度、「軽石の研究」で日本学生科学賞入選3等の報告をさせていただいたところですが、その後も「軽石の研究」に継続して取り組み、このたび、第60回日本学生科学賞で入選2等をいただくことができましたので、ここに報告させていただきます。
今回は「軽石の研究2~津保川軽石の起源を探る~」をテーマとして、自宅近くの岐阜県関市の津保(つぼ)川で発見した軽石層の成因を追究しました。
地質図などの文献には、岐阜県関市に火山噴出物の記録はありません。そこで、津保川軽石層に含まれる軽石の特徴を調べたところ、円磨度が高く、分級が悪いことなどから、「降下型」ではなく「ドリフト型」(河川のはたらきで運搬され堆積した)で形成されたこと、そして、軽石の重鉱物組成は、約6~9万年前に御嶽山で噴出したPm-Ⅰ~Ⅲと呼ばれるものと一致したことなどから、御嶽山で噴出、長野県方面で堆積していた軽石が、現在とは流路が異なる古い木曽川の分流によって岐阜県関市まで運搬され、再堆積したものであると結論付けることができました。
目標としていた上位入賞にはなりませんでしたが、軽石の研究で2年連続全国入選できたことは大きな自信となりました。
軽石の研究は、これでひとつの区切りがつき、現在は高校進学に向けて勉強に励んでいます。そして、高校に進学しても、研究に挑み続けていきたいと考えています。
それでは、また、いつの日か同窓会等でみなさんにお会いできることを楽しみにしてます。
(写真:2016.12.24 日本科学未来館にて)
コメントが遅くなってしまいましたが、
入選おめでとうございます!
2年連続入選、素晴らしいですね。
高校生になっても研究頑張ってください。
私も今年受験生ですが、続けて研究をしていきたいと思います。
また、研究のお話の投稿をお待ちしています。