アメリカ便り 7

【今日のひとこと】 2014年06月13日

(今田 慧・6期塾生)

3月の末に中間試験が終わり、2週間ほど春休みでした。
その数学の試験は、一月の期末試験範囲が有理関数・無理関数・初等関数の積分、合成関数の積分だったので、中間試験はそれらの関数をX軸、Y軸の周りに回転した時に出来る回転体の体積を求める問題でした。

追加問題(Extra Problem) も含め全問正解できました。6期生の皆さんは高校2年生が始まったところですね。難しくなってきた理科や数学にはまり込んでいると思います。アメリカではsophomoreの最終学期ももうすぐ終わりで、夏休みが始まります。

今回はアメリカの高校の授業内容の説明の続きではなくて、別のトピックです。二つあります。

今年の2月にNational Honor Society (NHS, 日本語で「全米優等生協会」というようです)のメンバーに推薦され、3月初めに応募して3月末に承認されました。
晴れてNHSのメンバーとなりました。メンバーとして推薦されるため、そして承認されるためには、四つの条件を満たしていることが必要です。

NHSのweb siteによれば以下の四つです。

1. 人間性が優れている。
Character: ” The student of good character upholds principles of morality and ethics; is cooperative; demonstrates high standards of honesty and reliability; shows courtesy, concern, and respect for others; and generally maintains a clean disciplinary record.”
2. 学業成績が優秀である。
“Scholarship: Students who have a cumulative grade point average of 85 percent, B, 3.0 on a 4.0 scale (or equivalent standard of excellence), or a higher cumulative average set by the school’s faculty council.”
3. リーダーシップに秀でている。
“Leadership: Student leaders are those who are resourceful, good problem solvers, and idea contributors. Leadership experiences can be drawn from school or community activities while working with or for others.”
4. 奉仕活動に積極的で熱心である。
“Service: Voluntary contributions made by a student to the school or community, done without compensation and with a positive, courteous, and enthusiastic.”

僕が所属するNHSのChapter (支部)では、推薦されるための条件がもう少し厳しく、
高校一年生からの、外国語(僕は中国語)、体育や選択科目(メディア・演劇など)を含む全科目の平均成績が4点満点の3.5(100点満点換算で87.5点)以上、ボランティア(奉仕)活動の積算時間が高校二年生(sophomore)の場合、60時間以上となっています。

メンバーになるとNHSが主催・協力する色々な活動に参加することになります。
例えば、献血活動の手伝いなどです。これから勉強以外の時間がもっと増えそうです。

NHSに関する詳しい内容は下のwebを見て下さい。
アメリカにはこんな組織があって、成績優秀な生徒が勉強以外の分野で全国的に活躍しているのが分かります。日本の大学の入学試験がガリ勉一筋から変われば、日本でもこんな活動が始まるかも知れません。
【参照】

https://www.nhs.us/

http://en.wikipedia.org/wiki/National_Honor_Society

下記の写真は、4月末にあった入団式(Induction Ceremony; 入団する人はinducteeといいます) の時の写真です。

写真1)既にメンバーである先輩が上の四つの一つ一つについて意義を説明する前に、その項目に対応するロウソクに点灯しているところです

写真2) 全員が壇上で記念写真を撮るところ

写真3) その後のパーティで一緒にメンバーになった友人と話す僕です

写真4) メンバーになった証明書の入っている封筒を持つ僕です

もう一つのトピックは、アメリカではなく日本の話題です。
昨年秋、特定非営利活動法人 日本語検定委員会が主催、読売新聞社などが協賛、文部科学省などが後援する第5回「日本語大賞」に応募し、今年の2月に、高校生の部の優秀賞(2名)に選ばれました。高校生の部と一般の部のテーマは「言葉だから表せること」です。
僕は「文化のタイムマシン」と題して原稿用紙4枚半ほどのエッセイを書きました。文字数制限は1200-2000文字です。

「歴史。それは長大な時間を重ねて起きた膨大な事実を集めたものだ。」で始まり、加賀藩御算用者猪山家入払帳や実隆公記の内容から分かることを示し、和歌の奥ゆかしい表現、夏目漱石と言われている「I love you」の名訳「月が綺麗ですね」などを例に引いて、最後は「言葉は文化のタイムマシンである。」で結びました。
何か理科に関係した内容を入れたかったので、「言葉」と中学校の時に勉強した「タイムマシン」【アメリカ便り 1】を結びつけてみました。言葉がタイムマシンの役割をしているという意味です。優秀賞になったので上手くいったのだと思います。

日本語大賞のweb siteは下記のとおりです。

https://www.nihongokentei.jp/amuse/grandprize/

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