「軽石の研究」~第59回日本学生科学賞で入選3等賞をいただきました~

【今日のひとこと】 2016年1月6日

(山田 佑哉・10期塾生)

こんにちは、10期生の山田です。昨年の夏合宿では、大変お世話になり、ありがとうございました。

 昨年、僕は、丸一年かけて、「軽石の研究」に取り組みました。
 群馬県浅間山周辺の調査を行ったところ、白い軽石と黒い軽石があり、白い軽石は水に浮くのに対し、黒い軽石は水に沈むことに疑問をもちました。
 そこで、今研究は、「浅間山にはなぜ白い軽石と黒い軽石があるのか?」をテーマに、軽石の成因について追究しました。専門家の指導も得ながら、いろいろな仮説を立て、より精度の高いデータやモデル実験をもとに考察することができました。

 結論として、浅間山に白い軽石と黒い軽石(スコリア)がある理由は、「マグマだまりで、流紋岩質マグマなどシリカが多く含まれるマグマに、対流現象により玄武岩質マグマが混合することがきっかけとなり、水などの揮発成分が発泡して泡状になったマグマが上昇し、爆発的に噴火したから」であると推測できました。
 こんな、僕の「軽石の研究」が、日本学生科学賞という、伝統と権威のある全国科学コンクールで入選3等賞をいただきました。今回、日本学生科学賞に初めて入選できて、とてもうれしく思います。
12月24日に日本未来科学館にて表彰式があり、出席させていただきました。上位入賞者たちの研究は要約文でしか読んでいませんが、どれも専門性が高く、アイディアにあふれ、将来に役立つものばかりでした。
僕は、夏合宿での貴重な経験を活かしながら、今後も軽石の研究を続けていきたいです。

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「軽石の研究」~第59回日本学生科学賞で入選3等賞をいただきました~ への1件のコメント

  1. juku より:

    日本学生科学賞入賞!おめでとうございます!(事務局:坂本)

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